【バンドの解散】 音楽性の違いって何?

2017年6月18日

 

芸能界でもバンドが「音楽性の違い」という理由で解散することがあります。 

 

果たして「音楽性の違い」とは何なのか?

そんなのただの言い訳でしょ?

と思っている方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、私自身が音楽性の違いを理由にバンドを解散してしまった経緯をご紹介していきたいと思います。

 

音楽性の違いとは何か?

私個人が思う「音楽性の違い」とは理想の音楽活動に対する意見の違いだと思っています。

 

音楽性の違いというと、音楽ジャンルや、曲調等のイメージが違う事だと思われがちですが、

彼らも仕事です。

あくまで仕事上の演奏なのに曲が気に入らないなんて理由でバンド(仕事)を放棄するとは考えにくいです。

 

しかし、活動内容が納得いかない場合は辞める理由になると思います。

私たちはアマチュアバンドでしたが、解散してしまったのは活動内容に意見の不一致があったからと言えます。

プロのバンドは○○の出演は嫌だったとか、○○事務所の待遇が悪い等の不満を公には言えないでしょう。

 

一般の会社でもそうだと思います。

仕事を辞める時に取引相手に「会社の上司や仕事が気に入らないから辞めます」なんて言わないですよね。

会社員にとっての「一身上の都合」はバンドマンにとっての「音楽性の違い」なんです。

 

逆に、バンドマンが一身上の都合で解散なんて言ったら、大事に聞こえますよね。

詮索されない為にも「音楽性の違い」は便利なワードなんです。

 

私のバンドの解散理由

私のバンドがなぜ解散をしたかというとメンバー間での活動内容に意見の不一致が生まれたからです。

偏見かもしれませんし、私自身もそうかもしれませんが、アマチュアのバンドマンは頭の固い人が多いです。

真面目にコツコツやれば神様は見ていてくれる!なんて思っている人も少なくありません。

 

真面目なメンバーの理想の活動

私のバンドに在籍していたメンバーの1人はとても真面目で純粋な人間でした。

見た目はDQNに近しいところが有りましたが、心優しい親切な人です。

 

彼はライブ活動について以下のように思っていました。

  • 沢山のライブをする。
  • 沢山のライブハウスに出演させてもらう。
  • 他の出演者を見に来た人が自分たちのファンになってくれるかもしれない。
  • ライブハウススタッフに気に入ってもらえばメリットがあるかもしれない。

集客についてはこうです。

  • 友達にライブに来てもらう。
  • 友達の友達をライブに誘ってもらう。
  • 友達の友達の友達がライブに来てくれるかもしれない。

 

私の意見

私の意見は彼とは違いました。

 

ライブハウスに出演する時、ほとんどの場所でチケットノルマが課されます。

この金額は会場によって違いますが、3万円~5万円が相場です。

ちなみにこの金額で出演時間は約30分。

 

これだけのリスクを背負って、各バンドが呼んだお客さんが数名だけという結果です。

「新規顧客を増やすにどれだけの経費をかければいいのか?」 「効率が悪すぎる!」

というのが私の意見でした。

 

事実、お客さんが呼ぶことの出来ない私たちにも問題があるのですが、

ただ同じこと繰り返してもお客さんは増えないという事は確かでした。

 

実際に最初の数回はライブに来てくれた人もいましたが、最後の方は集客がゼロという事も多くありました。

 

私の提案

ただライブをするだけで終わり、というのは無駄だと思っていた私はメンバーにあることを提案します。

それは、ライブ中に音楽以外の事にも重点を置くこと。

 

要は、ただセットリストを決め、演奏するだけではなく、トークや演出にも力を入れたいという考えでした。

台本を作ってもいいぐらいだと思いましたし、衣装にもある程度の統一性を出したいという事も考えていました。

 

そして、最も重要な事は、ライブは数カ月に1回にし、メインの活動はインターネットと路上に絞りたいという事です。

 

私にとってはこれすら妥協案です。

ライブなんか集客が期待できないうちはやらなくても良いとも思っていました。

 

しかし、彼は違いました。

  • トークはあまり上手くないからしたくない。
  • ライブは集客のためにやるべきであって、少なくしたくない。
  • インターネットや路上で気に入られてもライブに足を運んでもらえない。

 

この意見の対立のまま活動は続きます…。

 

相談相手の間違い

あるライブハウスに出演した時、チケットノルマの清算時にブッキングマネージャーと話していると、

「これからはどんな活動をするの?」

と聞かれました。

 

これはブッキングマネージャーからしたら営業トークです。

要は、また同ライブハウスに出演してもらうための布石です。

この言葉の後は「〇月〇日も空き有るけど出演しない?」が定石です。

 

ここですかさず、例の彼が言葉を発しました。

「最近、ライブ活動をどうしていくか迷っています。 僕はライブを沢山してお客さんを付けていきたいのですが…」

 

ブッキングマネージャーはこう言いました。

「やっぱりライブは必要だと思うよ、地道に活動していれば誰かが見ていてくれるかもしれないしね。 ライブは技術を高める為にも絶対に必要だよ。 ライブをやってマイナスになることは無いよ。」

 

その時の彼の笑顔が僕には忘れられません。

 

ただ、ライブハウスの人間が「ライブは必要ない」って言いますか?(笑)

聞く相手が間違っていますし、信じるのはバカです。

 

最後に

結局これらの意見がまとまることは無く、解散を迎えました。

4人のバンドだったんですが、意見が2対2で別れたので脱退ではなく解散という形になりました。

今回ご紹介した内容は一例にすぎませんが、このような音楽性の違いから解散するバンドも少なからずあるのは確かです。

 

ちなみに、これは後から知ったことですがバンドが解散した数か月後、

彼が路上ライブを始め、YouTubeに動画をアップしていたことを知り本当に頭にきました。

それからは電話が来ても完全にシカトしてます。(笑)