フリジアン(Phrygian)

2017年2月28日

 

今回はフリジアンについてご紹介をしていきたいと思います。

いつもと同じように今回も「モードとしてのフリジアン」と「コードスケールとしてのフリジアン」の2種類の観点からお話させていただこうと思います。

 

フリジアンとは?

フリジアンはメジャースケールを第3音から並べ直した形です。

では、Cフリジアンを求めてみましょう。

この場合、まず初めに「第3音(長3度)」が「C」になるメジャースケールを求めましょう。

長3度が「C」のメジャースケールは「A♭メジャースケール」です。 これをCから並べたらCフリジアンになります。

これをCから並び替えると…

このようになります。

フリジアンの度数表示

フリジアンを度数表示すると

  • 完全1度」 (ド)
  • 短2度」 (レ♭)
  • 短3度」 (ミ♭)
  • 完全4度」 (ファ)
  • 完全5度」 (ソ)
  • 短6度」 (ラ♭)
  • 短7度」 (シ♭)

このようになります。 3度が「短3度」なのでマイナー系のモード、コードスケールだという事が分かります。

※()内はCフリジアンの構成音です。

 

特性音

まずはモードの観点からのお話です。

特性音は「第2音(短2度)」です。 この音はエオリアンとの区別をするために非常に重要な音となります。

なぜ、重要な音なのか? 下の画像をご覧ください。

この2つのモードの違いは第2音だけなのです。

フリジアンは「短2度」ですが、エオリアンは「長2度」です。

 

フリジアンらしさを出したいのであれば第2音(短2度)を多め(長め)に使う事が必然となります。

 

アボイドノート

次は調性内のコードスケールとして見たフリジアンのお話です。

フリジアンはⅢm7に使われるコードスケールで、アボイドノートは「♭9th(短2度)」、「♭13th(短6度)」です。

  • 【♭9th】…主音の半音上になり、不協和音度が高いため、テンションとして扱えない。
  • 【♭13th】…完全5度の半音上になり不協和音度が高いためテンションとして扱えない。

2つともコードトーンと半音の関係で不協和音度が高いことが理由でアボイドノートに分類されています。

Key:CのEm7(Ⅲm7)を例にすると、下の画像のようになります。

 

最後に

ドリアンのご紹介の時にも言いましたが、最後にフリジアンのモードとしての雰囲気を掴んでもらうための練習法をご紹介します。

まずコードは「Em7」1つです。 それを伴奏に主音の「ミ」と特性音の「ファ」を中心にアドリブをします。(Eフリジアンです。)

使える音は「ミファソラシドレ」です。 構成音はCメジャースケールと同じなので引きやすいかと思います。

是非やってみてください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Posted by ME.tronome