マイナーダイアトニックのテンション

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以前にメジャーダイアトニックとナチュラルマイナーダイアトニックは平行調の関係にあるという事をご紹介しました。 (平行調に関してはこちら)

コードトーンの上に重ねることのできるテンションはコードの響きを変える魔法のスパイスのようなものです。

メジャースケール同様に不協和音が強すぎて使えないテンションもありますが、マイナースケールは3種類あるため、テンションの選択肢が増えますし、非常にややこしくもなります。

後ほどご説明しますが、マイナーテンションは使用の適正を見極めなくてはいけません。 

初めてマイナのーテンションを学習する方は、全てをすぐ理解するのは難しいと思いますので、サラッと読んで、またいつか読み直していただければと思います。

ナチュラルマイナーのテンション

単刀直入に言うと、ナチュラルマイナーのテンションも平行調の関係と同様に考えられます。

つまり、メジャースケールの「第6音のダイアトニックコード」 と ナチュラルマイナースケールの「第1音のダイアトニックコード」は同じなので、使えるテンションも同様に「9th」「11th」となります。

これは平行調のコードなら他も同じです。

 

ナチュラルマイナーだけじゃない

マイナースケールにはナチュラルマイナーだけでなく、「ハーモニックマイナー」「メロディックマイナー」が有るので、ただ平行調として考えるだけでは対応できません。

メジャーダイアトニックコードのテンションと同じように、

  1. 各コードトーンとの音程が短9度ならないこと (Ⅴ7を除く)
  2. コードの機能を変えてしまわないこと

というルールが当てはまりますが、3種のスケールのうち、どのスケールとして考えるかが1つのポイントとなります。

 

どのテンションを使うか見極める必要性がある

Key:Cm「mM7」を例にするとハーモニックマイナー上の第6音「ラ♭」は5度の音と短9度になるためテンションとして使えません。 しかし、メロディックマイナーでは第6音が「ラ」で長9度になるため、テンションとして扱うことが出来ます。

つまり、ハーモニックマイナーとして考えるとテンション「13th」は不協和音になってしまいますが、メロディックマイナーとして考えると「♭13th」として使える事が分かります。

また、ナチュラルマイナーを基準に作られた曲にハーモニックマイナーやメロディックマイナーから生まれたテンションを入れると、良くも悪くもナチュラルマイナー感が失われてしまいます。

これらの事から、曲によって使うテンションを見極め、判断する必要があります。

 

使えるテンション一覧

では、前置きが長くなりましたが、使えるテンション一覧をご紹介します。

ただし、先ほども言ったようにどのスケールとして考えるかによってテンションが変わってくるので、その適正を判断する必要があります。

【Ⅰm7】

9th

11th

【ⅠmM7】

9th

13th

【Ⅱm7(♭5)】

11th

♭13th

【♭ⅢM7】

9th

13th

【Ⅳm7】

9th

11th

【Ⅳ7】

9th

♯11th

13th

【Ⅴm7】

11th

【Ⅴ7】

♭9th

♭13th

【♭ⅥM7】

9th

♯11th

13th

【Ⅵm7(♭5)】

9th

11th

【♭Ⅶ7】

9th

13th

【Ⅶdim7】

M7th 

♭13th

 

最後に

今回は3種のマイナースケールダイアトニックコードに属するコードのテンションをご紹介させていただきました。

実は、オルタードテンションを適用することで、7はもっと使えるテンションが増えます。 発展していけば行くほど奥が深く、ややこしくなってきます。

これに関してもいずれご紹介していこうと思います。

今回は、マイナーダイアトニックコードの種類、テンションを知って頂き、状況によっては使うテンションを選ばなくてはいけないことを知って頂ければと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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